こうなるとは思っていなかった、ひとりぼっちの老後

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昨日、母の住む高齢者住宅に行ってきました。
一か月ぶりでした。

「遠いから来なくていい
無理しないでいい」

そう言いながらも、母が待っていることはわかっていました。

母は、楽しくやっていると思っていたし、
訪問看護士さん、ケアマネジャー、施設のヘルパーさん、周りにはたくさん
母を心配し、見守ってくれる人がいるので、安心していたのです。

母は、数年前までとても元気でした。
うつ病なんかとは無縁の人でした。

父が、元気なころは、本当に楽しそうに生きていました。
そのころ、母はよく言っていました。

自分が年をとっても、ディサービスなんか絶対に行きたくない。
老人ホームにも、絶対に入らない。
そんなところに入るくらいなら、死んだほうがましだって・・・

ひとりぼっちの老後をおくるとは思っていなかったでしょう。
まさか自分がこんな老後を過ごすとは思っていなかったと思います。

ですから高齢者住宅に、入るのは、もっと嫌がると思っていました。
意外に、すんなりと入ってくれました。

その高齢者住宅は、普通に生活できる人の建物と、
認知症が重くて、何もできない方や寝たきりの方が、入居している建物が二つ並んで建っています。

母もいつかはこちらに、なんて思うこともありますが、
できたら、寝たきりにもならずに、元気に楽しい老後をすごしてほしいと思います。

兄夫婦(母の息子)に大嫌いと言われ・・・
妹(母の娘)には、重いと言われ・・・

すぐ下の妹(母の妹)は植物人間となり3年になります。

他の二人の妹は、遠方に住んでいてなかなか会えません。

父が他界して4年経ちました。

母は、ひとりぼっちの老後を迎えています。
でも・・・
その高齢者住宅に住む人たちは、みな同じような境遇です。

みんなひとりぼっちです。

嫁と折り合いが悪くて。
子供に迷惑かけたくない。
等々の理由で入居された方。
生涯おひとりさまの方。

みなさん、それぞれの事情があり入居されたのだと思います。

ご夫婦で入居されている方もいます。
(夫婦用の部屋もあります)

普通のマンションと違うのは
看護や医療、ディサービスなどいろいろなサービスが付いていること。
そして、一番の利点は、同じような境遇の方とコミニュケーションがとれるということです。

老後の一人暮らしで、誰にもきずかれずに孤独死なんて話もよく聞きますが。
ここでは、まずそんな心配はありません。

朝食をとりに行かなければ、
何かあったのかとすぐに見にきてくれます。

ですから、安心して親を預けられる施設です。

母は、寂しい寂しいと泣いた日々もあったと、ケアマネに聞きました。

でも、今は同じような境遇の仲間に囲まれ、元気になりました。

慣れたのか、あきらめたのか、昨日は幸せだと言っていました。
(本音かどうかはわかりません)

自分の孫のような年齢のヘルパーさんと散歩をしたりゲームをしたりが楽しいディサービス。
○○さん、○○さんとチヤホヤしてくれるヘルパーもいます。

朝食や夕食は食堂で好きなメニューを食べています。
以前、記事にしましたが、いじめや派閥はあるようです。
高齢者住宅でも派閥、いじめがありました

いくつになっても、女の世界は、変わらないということでしょうか。

母と施設の前で話していると、若いお兄さんが
○○さ~んとニコニコと手を振ってくれました。
母は嬉しそうに手を振り返していました。

あの子いつも優しくしてくれるんだ、母はそう言いました。

実の息子が冷たくても、母は息子の代わりをみつけました。
仕事とはいえ、母を大事にしてくれるヘルパーさんがいることに
安心しました。

早くあの世に行きたいと泣いたり、生きているのがつらいと言ってばかりいた母。

でも昨日は、私は幸せだとニコニコと笑っていました。

本当に、毎日気分が変わるようです。
それが老人性うつ病の症状なのです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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