老老介護の現実

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高齢化社会の今の日本、老老介護の問題も深刻になってきています。

介護する人とされる人、どちらも60歳以上の場合、老老介護と言います。

私の母も、80歳近くで、同年代の父親と暮らしていました。
介護というものではなく、看護に近かったのですが・・・

糖尿病を患っていた父の食事のお世話だとか、足の治療に毎日、頭を悩ませていました。
(父は足の小指の壊疽をおこしていました)
その足の治療が、すごくストレスになっていたようです。

素人の母が、薬をぬってあげたり、薬を飲ませたりしていました。

やっかいなのは、足の壊疽って、痛くもかゆくもなく、症状が進んでしまうので、本人は気がつかないことが多いのです。

お風呂上りに、足の指全部を点検、少しでも黒ずんでいたら薬をぬっていました。

母は一生懸命やっていたと思います。
でも、母の努力も、むなしく父の足はくさっていきました。

まず、小指の切断、その次は足首から、最後はひざ下から切ることになりました。

父本人も苦しんでいましたが、そばにいた母も相当苦しかったと思います。
父は入退院を繰り返していました。

母は、毎日、病院に通っていました。

ヘルパーを頼んでは?と回りは助言をしたけれど、
母はそれを嫌がりました。

家に、他人が入ることを嫌がりました。

今、老老介護で、大変な思いをされている方は、やはり他人を家に入れたくないという理由と
費用の面、それで、外部に助けを求めようとしない、ということが多いようです。

その結果、介護殺人なんていう悲しい事件もおこっています。

そして、父は膝から下を切断した半年後、天に召されました。
母は、父が旅立った悲しみよりも、看護からの解放でホッとした気持ちの方が強かったようです。

母は疲れ切り、老人性うつ病を発症してしまいました。
そして、認知症へ・・・老人性うつ病、母の場合

あんなに嫌がっていた老人ホームへも、すんなり入りました。
日々、進んでいく認知症の症状ですが、母は老人ホームで自分の居場所をみつけました。

今日、来れる?
なんてしょっちゅう電話がかかってきます。

今日は仕事だよ、とそのたびにこたえていますが・・・

50代、そろそろ老後のこともいろいろと考えなければならない年代となりました。

私の場合は、別居中です。
夫に何かあったら、助けなくてはならないのかと、
時々不安になります。

憎しみも恨みも、今は、ないけれど、あの夫の介護なんて絶対にしたくないと思っています。

ご訪問ありがとうございました。

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